
こんにちは。私はYZ団(ヨガゼット団)の下っ端です。
皆さんは、チャーレムというポケモンをご存じですか?

チャーレム めいそうポケモン
60-60-75-60-75-80 (410)
嗚呼、なんと貧弱な種族値でしょう。かわいいですね~。
そのかわりにチャーレムには「ヨガパワー」という特性があります。
ヨガパワーによってチャーレムの攻撃は2倍になるのです。
単に種族値が2倍になるだけではありません。
攻撃が2倍ということは、個体値と努力値(と定数)の影響も2倍になるわけですから、その分を種族値に加味すれば、
チャーレムの攻撃種族値は 125~172 相当になります。*1
さらにメガチャーレムならば 205~252 相当です。*2
なかなかですね。これがヨガの力というわけです。

すごい
さて、ここからが本題です。
なんとPokémon LEGENDS Z-Aには特性というシステムが存在しません。
ヨガパワーのないチャーレムは、ミアレシティで生きていけるのでしょうか?
どうやら攻撃の種族値がいくらか補正されているようです。
最低でも 120 ないと割に合いませんが……

60-84-75-60-75-80 (434)
嗚呼、なんと貧弱な種族値でしょう!
これでは本来の60%~68%しか火力が出ません。

そしてメガチャーレムの攻撃種族値は140になっていますが、
これも本来の火力の63%~69%で、やはり全然足りません。
ついでに言うとZ-Aにはとびひざげりもありませんでした。
ヨガも膝も、夢も希望もないですね。

つらい
大都市ミアレの冷たい風に晒され、ヨガパワーの大半を失ったチャーレム。
どうしてこんなことに……
そう考えを巡らせていたとき、私は重大な真相に気付いたのです。
それはZ-Aの根幹に関わる鍵。チャーレムがヨガを失ったのは、必然でした。
心して読んでください。
その真相とは……
メガシンカはヨガシンカだった
ということです!

真相に気づいたミアレ市民
そういえば。
注意喚起が遅れましたが、
本考察はPokémon LEGENDS Z-Aのネタバレ(真実)を述べるものです。
真実に触れるのは、ゲームのエンディングを見てからでも遅くはないでしょう。
話を戻します。
なぜメガシンカはヨガシンカなのか?

その鍵を握るポケモンがジガルデです。
私は、ジガルデの専用技「コアパニッシャー」の効果に注目しました。
ジガルデ|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト
技「コアパニッシャー」は、ジガルデだけが覚えることのできる技で、使用すると、すでにそのターンに技を使用していた相手の特性を消すことができるぞ!
そうです。
ジガルデには、チャーレムのヨガパワーを消滅させる能力があるのです。
したがって、Z-Aでチャーレムがヨガパワーを失ったのは
ジガルデがヨガを封印したから
と考えるのが自然と言えます。
しかし、クリティカルシンキング(批判的思考)は新たな論点を導くでしょう。
なぜジガルデはヨガを封印したのか?
その疑問に答えるには、カロス地方の歴史の真実を紐解く必要があります。

振り返るチャーレム
かつて、戦争がありました。
多くのポケモンが戦争に使われ、命を落としました。
男はキカイを作りました。命を与えるキカイを。
キカイは、ただ一匹のポケモンを蘇らせました。
愛するポケモンを取り戻した男は――カロスの王は――怒りが収まりませんでした。
キカイは最強の最終ヨガ兵器になりました。
ヨガ兵器が放った膨大なヨガパワーは天高くで実体化。
その日、空を埋め尽くす数のとびひざげりが、カロス地方のポケモンに、人々に、天から降り注いだのです。
戦争は終わりました。あまりにも多くの命と引き換えに。
そのポケモンは知っていたのでしょう。
与えられた命が、ヨガパワーが、多くのポケモンを犠牲としていたことを。
生き返ったヨガフラエッテは、男のもとを去りました。

王
これが3000年前のカロスの物語です。痛ましい記憶ですね……
このとき最終膝兵器のヨガパワーを浴びた石が変性し、メガストーンが生まれました。
ゆえに、
メガストーンはヨガストーンである
と言うことができます。

https://www.pokemon.co.jp/ex/xy/story/01.html
カロス地方のアサナンは最終兵器に近いところに生息しているという情報を補足しておきましょう。
キカイの動力源となり犠牲になったポケモンとは、チャーレムとアサナンだったのです。

チャーレムとアサナン
ヨガパワーがカロス地方を壊滅させたという事実。
人々はヨガを恐れ、遠ざけようとしました。
たとえばミアレ美術館の展示には「初のメガシンカ現象を起こしたのがルカリオ」と記されていますが、
メガシンカがヨガシンカであることを踏まえれば、
初のメガシンカはメガチャーレムであることが論理的*3に導かれます。
このように歴史は改ざんされ、人々はヨガの真実を忘れました。
しかし3000年の時が経ち、再び最終ヨガ兵器を起動する者が現れます。
フラダリ です。

https://www.pokemon.co.jp/ex/xy/character/other/02.html
元々のフラダリは、持たざる者に援助を与え続けたカロス地方の名士でした。
純粋で情熱的な彼の心は、嗚呼、カロスに満ちる闇のヨガパワーに強く感応し、ダークヨガの魔境に堕ちてしまったのです!
闇のヨガパワーとは何か。
それは戦争の惨禍が残した遺恨です。
ヨガ兵器で滅ぼされた数多の命。その無念が闇のヨガパワーへと変わり、現代のカロス地方を薄く満たしていたのです。
フラダリが目をつけたのは、チャーレムではなく、対をなす伝説のポケモンでした。
その名はイベルタルとゼルネアスといって、
それぞれ破壊のヨガと再生のヨガを司るポケモンです。

XYのYはヨガ (Yoga) のYですから、イベルタルがヨガポケモンであることは明らかです。
イベルタルには命を吸いつくす力がありますが、チャーレムもドレインパンチで命を吸うことができるので、よく似ています。*4

ゼルネアスもヨガポケモンです。
ゼルネアスは再生を司るポケモンですが、チャーレムもじこさいせいを覚えるので、よく似ています。
また、ゼルネアスの能力を強化する専用技「ジオコントロール」についてですが、たぶんヨガのポーズの一種だと思います。
伝説のヨガポケモンの力で最終兵器を発動し、カロス地方のみならず全世界を浄化する。
そんなフラダリの計画は、正義のヨガパワーに導かれた子供たちによって食い止められることとなります。

ミアレの子供
ここまでがポケットモンスターXYで語られた物語でした。
ただ、フラダリを止めたところで根本の問題は解決していません。
闇のヨガパワーが存在する限り、いつか必ず、彼のようにダークヨガに呑まれる者が再び現れるでしょう。

カロスの安寧と秩序を司るポケモン、ジガルデは、ここで重大な決断を下しました。
それこそがヨガパワーの封印です。
もうお分かりでしょう。
「コアパニッシャー」という技の名前は表記揺れにすぎません。
そうです。
コアパニッシャーはヨガパニッシャー(ヨガの断罪者)だったのです。
そして、ジガルデはヨガルデだったのです。
こうしてフラダリはダークヨガから解放されました。
しかし代償は大きすぎた。
闇のヨガパワーを封印するためには、正義のヨガパワーすらも封印しなければなりませんでした。


チャーレムは最もヨガパワーの利用に長けたポケモンであり、それゆえに、ヨガ封印の影響を最も強く受けてしまいました。
カロス地方は、ヨガロス地方(ヨガを失った地方)へと変わったのです。

ミアレの夜
嗚呼、そこまでしても、まだカロスの地に安寧は訪れませんでした。
ミアレシティにはどこからか野生ポケモンたちが集まり続け、苦しみを伴う暴走ヨガシンカが相次いでいます。
なぜこのような問題が起きているのか?

https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_z-a/ja/story/250227_01/
その原因こそが、ミアレの中心にそびえるプリズムタワーです。

https://www.pokemon.co.jp/ex/xy/character/other/03.html
かつてのカロス王 AZ は、ヨガ兵器の力を間近に浴びたことで、
朝晩のヨガトレーニングで寿命が延びる不朽の存在へと変質していました。
自らの行いを悔やみ、愛するフラエッテを探して旅を続けるAZ。
1000年が過ぎたころ、時の権力者に頼まれて、彼は新たなキカイを作りました。
後の世にプリズムタワーが立つ場所に作られたそのキカイは、
アサナンジュと名付けられます。

アサナンジュの機能は、ヨガフラエッテのヨガパワーを皆に分け与えること。
それは永遠を得てしまった彼女の生きる意味となるはずの、カロスの未来を祝福するはずのキカイでした。
しかし全ては裏目に出たのです。
現代に至るまで起動されなかったアサナンジュは、フラエッテの暖かいヨガパワーではなく、2000年分の闇のヨガパワーを吸収し続けていました。
そして、二度目のヨガ兵器の発動により、アサナンジュは目覚めてしまいました。
そうです。
プリズムタワーは、闇のヨガエネルギーを放出するヨガタワーへと変貌したのです。

最強のヨガ使いがミアレを救う
さて、カロスの歴史を正しく理解したところで、今のミアレシティに存在する各勢力の動向をおさらいしてみましょう。
MZ団

MZ団の「M」の由来は複数存在します。
- メガシンカのM。メガはヨガなので、実質的にヨガのYです。
- アサナン (Meditite) と チャーレム (Medicham) のM。瞑想 (Meditation) に由来する命名ですね。
- 瞑想のローマ字表記 (Meisou) のM。
ジャスティスの会

所属トレーナーの多くがチャーレムを使う格闘集団です。
- ミアレ市民全員がヨガ修行をしてヨガパワーを会得することで攻撃を倍加
- ワイルドゾーンの壁を撤廃
- 以て人間とポケモンの共生を実現する
……という感じに思想を軌道修正してあげたいのですが、チャーレム視点で妹のシャンデラとかが怖すぎるため乗っ取りは難しいかもしれません。
伝説のヨガマスター

ルージュ広場の塔の上に、人知れず修行を続ける正義のヨガマスターがいます。
実は彼女らの瞑想によってヨガタワーが発する闇のヨガパワーが弱められています。Z-Aの重要功労者です。
MSBC(ミアレソシアルバトルクラブ)
フェアリーポケモンたちが怖いので関わりたくないです。
クエーサー社

ミアレシティの再開発を手掛ける外資系企業です。
外資というのはもちろんインドのことです! インドぞうでお馴染みの国ですね。
本場のヨガ結社であるクエーサーは、ミアレシティのヨガの乱れを是正すべく日々奮闘を続けています。決して黒幕とかではありませんよ。

かっこいい
ヨガを失い、ダークヨガが蔓延するミアレシティ。事態は一刻を争います。
カロスの地は二度目の滅びを迎えてしまうのか?
人とポケモンとヨガの共生は不可能なのか?
いいえ。
私は、希望は残されていると信じます。
それは人やポケモンが結ぶキズナです。
ミアレの街には、今まさに多くの人とポケモンが集い続けています。
縁もユカリもなかった者たちが、ヨガタワーに導かれ、その麓で出会うのです。
3000年来の危機を前にして、かれらが手を取り合うことができたなら――
さあ、未来に目を向けましょう。
ミアレシティを真にヨガシンカさせるのは、これからの時代を生きる子供たちです。
私たちはその礎となろうではありませんか。

未来へ
以上が、私がZ-Aの物語に見出した真相でした。
チャーレムがヨガパワーを取り戻した世界でまたお会いしましょう。
Au revoir